この前、整体に行ったら整体の先生が「ファイトケミカルスープを飲むとやせるよ」と教えてくれました。
主婦ルン
先生がおっしゃるには、ファイトケミカルスープを飲むと、痩せたり、高血圧が改善したり、いいことずくめだそうです。
レシピを共有しますので、参考にしてみてくださいね。
目次
ファイトケミカルとは
ファイトケミカルとは、植物が紫外線や害虫などの外敵から身を守るために、自ら作り出す、天然の機能性成分です。
植物の色や香り、苦味、渋み、辛みなどの元になるもので、色素成分であるポリフェノールが有名ですね。
ファイトケミカルは栄養素ではないので、体の組織を作る成分になったりはしません。
しかし、病気の予防尾や改善に役立つ、とっても優れた働きがあります。
例えば、活性酸素を消去する抗酸化作用はその代表的なものです。
活性酸素は、極めて強い酸化力で遺伝子や細胞を破壊し、ガンや老化を招く元凶物質です。
呼吸で取り入れる酸素のうち約1%が活性酸素になりますが、ファイトケミカルは、活性酸素を無毒化し、病気から体を守ってくれるんです。
ですから、ファイトケミカルスープを飲めば、その成分が体内に取り込まれて恩恵を受けることができます。
ファイトケミカルスープレシピ
材料
- 玉ねぎ、キャベツ、かぼちゃ、にんじん各100g
- 水約1リットル
①野菜は水洗いして一口大に切る。人参とカボチャは皮つきのまま切る。
②鍋に①と水を入れ、ふたをして強火にかけ、沸騰したら弱火にしてそのまま20分ほど煮て完成
圧力鍋を使ってもいいですね。
また、スープだけなら、にんじんの下手やキャベツの外皮など、野菜くずを使っても効果が得られます。
先生は、野菜クズを捨てる前にスープを作るので、無駄がないそうです。
ファイトケミカルスープアレンジ
ずっと同じ味では飽きてしまうという人は、コンソメの素を少量加えたりしてもいいですね。
大豆の水煮を加えたり、鶏肉やソーセージを加えるのもいいかもしれません。
野菜をそのままお味噌汁の具にしたり、ファイトケミカルスープを出汁として使ってもいいですね。
ファイトケミカルQ&A
いつ飲むのが効果的?
ファイトケミカルは、食前の空腹時にとれば、吸収率が高まります。
また、血糖値の急上昇を抑え、ドカ食いを防げるので、ダイエットにも効果があります。
ファイトケミカルスープの材料は何でもいいの?
基本的には野菜全般なら何でもいいのですが、レシピで使った4つの野菜は、ファイトケミカルをバランスよく含んでいます。
玉ねぎ
イソアリイン | 抗酸化作用、発がん予防、動脈硬化予防 |
ケルセチン | 抗酸化作用、抗アレルギー作用、血液をさらさらにする作用 |
キャベツ
イソチオシアネート | 有害物質の無毒化、血液をさらさらにする作用 |
ビタミンC | 抗酸化作用、免疫力アップ |
ビタミンU | 胃の粘膜の保護 |
カボチャ
βカロテン | 抗酸化作用、免疫力アップ、粘膜強化 |
ビタミンC | 抗酸化作用、免疫力アップ、発がん予防 |
ビタミンE | 抗酸化作用 |
にんじん
αカロテン(アルファカロテン) | 抗酸化作用、発がん予防 |
βカロテン(ベータカロテン) | 抗酸化作用、免疫力アップ、抗アレルギー・炎症作用、粘膜強化 |
味付けはしないの?
味付けはほとんどしません。
味付けをしなくても、野菜の甘みと香りが豊かです。
慣れないうちは、ブラックペッパーやカレー粉などをふってもいいですね。
生野菜の方がいいのでは?
ファイトケミカルの多くは、植物の細胞内にあります。
細胞はかたく頑丈なセルロースの細胞壁につつまれていて、人間の消化酵素では消化できません。
ミキサーで粉砕しても壊れないので、細胞内のファイトケミカルは取り出せないのです。
でも、スープにすると、頑丈な細胞壁が壊れて、ファイトケミカルのほとんどが溶けだします。
そして、ファイトケミカルは熱に強いので、加熱しても効力は失われません。
スープにするとビタミンCが壊れてしまうのでは?
ビタミンCのほとんどは、スープに溶け出します。
ですから、スープを飲めば十分に摂取できます。
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