「水止めたろか」グッズ発売!滋賀と京都は仲悪い?【 滋賀作ゲジゲジ】

私は京都出身で、結婚して滋賀県に住んでいます。

滋賀と京都が仲悪いのは肌で感じていますが、最近こんなもの見つけてびっくりしました。

なんと、「水とめたろか!」グッズです。

これ、京都に向けてよく滋賀県民が使う言葉ですが、ついにグッズ化しちゃったのか~という感じです。

栓抜き、ストラップ、マグネット、Tシャツなど、いろいろあります。

他府県の方には何のことかよくわからないと思うので、ご説明します。

水とめたろか!琵琶湖は近畿の水瓶や

滋賀県にある琵琶湖は近畿の水瓶と呼ばれています。

琵琶湖から京都へは、明治時代に作られた『琵琶湖疏水』という水道が引かれています。

滋賀県民は、何か言われると「水とめたろか!」という返しをするのです。

しかし、実際は、琵琶湖の疎水を管理する管理事務所は京都にあるので、滋賀県はどうすることもできません。

琵琶湖から唯一流れ出ている『瀬田川』の水量を調節する堰(せき)も、滋賀県ではなく国が管理してますから、滋賀県はどうすることもできないんです。

逆に、琵琶湖からの水を止めると、琵琶湖の水が溢れて大変なことになるんですね。

「秘密のケンミンSHOW極SP」でも紹介されました。

2021年1月14日放送の秘密のケンミンSHOWで「水止めたろかグッズ」が紹介されました。

番組では、滋賀県民が琵琶湖の水を使っている下流域の大阪人や京都人に下に見られると「水止めたろか」と応戦しがちであることが検証され、滋賀県民が「結構言います」「滋賀のプライド」と切り札ワードであることを認め、大阪人や京都人がニヤニヤしながら「止められるもんなら、止めてみい」「水溢れるで」と語る様子が伝えられた。

出典:デイリー

月曜から夜更かしでも滋賀県口撃が紹介されました

2019年4月9日放送の「月曜から夜ふかし」で、京都府民の滋賀県民への言動がひどいと話題になりました。

exciteニュースでまとめられていますので、ご紹介しますね。

男性平均寿命の都道府県ランキングで、滋賀県が1位になったことに対する京都の人のコメント

  • 田舎やから、何もないから、ストレスがたまらへんのやと思う。
  • 滋賀住むくらいなら長生きしんでいい
  • 京都は楽しいところがいっぱいあるから。『楽しすぎてもうええわこのまま死んでも』と言って死ぬ
  • 寿命くらい濃い人生を生きている。ランキングとか知らん。存在が1位
  • 急に滋賀生き延びてきたやん。来んな来んな、生き延びてくんな

こういったコメントに対して滋賀県民は、「水とめたろか!」と言うわけです。

滋賀県口撃【代表3選】

ゲジゲジ

滋賀県民は、京都市民に「ゲジゲジ」と呼ばれます。

何のことがおわかりにならないかもしれませんが、滋賀の滋のこの部分がゲジゲジみたいなので、ゲジゲジと言われるようです。

【使用例】車を見て「なんや、ゲジゲジナンバーか。」

滋賀作

滋賀県民は田舎者という意味で京都市民に「滋賀作」と呼ばれます。

【使用例】滋賀と京都は意外と近いことから(草津~京都なら新快速で15分ほど)「滋賀作は結構すぐ来よるで」

都落ち

京都の高校から滋賀県の大学に行くことは「都落ち」と言われています。

それが例え国公立の滋賀大でも、京都のランクの落ちる私立の方がいいわけです。

【使用例】「え、おまえ都落ちなん?」

滋賀県ではマンガで反論!

滋賀県の本屋さんで、こんなマンガを見つけました。

石田三成を主人公にして、滋賀目線で京都をぶった切るマンガです。

もう4巻まで出ているのですが、滋賀県民しか買わないのではないのでしょうか。

ちなみに無料で読めるサイトもあるので、お試しでどうぞ。

検索窓で「三成さん」と入力すると、1話と2話が無料で読めます。

滋賀県の特徴5つ

ところで、実際の滋賀県の生活はどのような感じなのでしょうか?

私は滋賀に住んで15年目を迎えますが、驚いたことなどお伝えします。

①百貨店がない

百貨店(デパート)がないので、贈答品は平和堂(スーパー)で済ませてもOKです。

滋賀県には百貨店は草津近鉄と、西武百貨店(大津)しかありませんでしたが、西武百貨店も閉店しました。

だから、プレゼントやお歳暮お中元は、平和堂でOK!

観光葬祭の贈答品は、進物屋さんがまだ存在しています。

②車生活

ほとんどの家庭で、一人一台車を持っています。

通勤に使う人が多いですし、車がないとどこへも行けないという地域が多いからです。

滋賀県は道幅も広く、走りやすいので快適にドライブできます。

それに比べて、京都は路駐が多く、自転車と歩行者と原付きが入り混じり、交通量が多い上に一方通行が多く、本当に走りにくいです。

③お葬式のお返しが豪華

宗派にもよるのですが、今はお香典をとらない簡素なお葬式が主流で、私もあまり派手にしないというお式に慣れていました。

でも滋賀県では違います。

粗飯料、タオル、香典袋など、なんかいろいろ帰ってきます。カタログギフトも多いですね。

また、地域にもよりますが、法事の際にお持ち帰りいただくものとして、油、砂糖、洗剤など重いものばかり用意します。

40年前は土葬の地域もあったといいます。

④長男長女同士は結婚できない?

彦根の会社に勤めていた時、長浜の長男の一人っ子と大津の長女の一人っ子同士が結婚しようとして、家族の反対にあい、結婚できなかったという人がいました。

要するに、どちらかのお墓を見る人がいなくなるという理由です。

まだ家や土地やお墓が大きな意味を持つ地域が多いです。

⑤飛び出し坊やの数が日本一

滋賀県の名物といえば、飛び出し坊やです。

▲道の駅やお土産屋さんで必ず売っています。

飛び出し坊やは家庭で手作りもされていて、おもしろ飛び出し坊やが地元誌に特集されるほど。

みなさん、納屋で糸のこで板を切って絵をかくそうです。

こんな手作りの飛び出し坊やがいたるところに立っています。

水止めたろかグッズに対する世間の反応

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