今回訪れたのは、江戸総鎮守である神田明神です。
神田明神は神田、日本橋、秋葉原、大手町・丸の内など108の町々の総氏神様であり、平将門様をお祀りする神社です。
東京に行く機会があったので、勝負運をいただきにご参拝をさせていただきました。
目次
神田明神のお守り IT
神田明神のお守りで珍しいものとしては、「IT情報安全守護」などがあります。
パソコンの不具合、情報の消失や漏洩を防ぐために、明神さまのご神徳をいただき、このお守りが授与されるようになりました。
現代で勝つためにはデータが重要ですから、時代にあったお守りだといえるでしょう。
他にも、名刺入れなど実用的な物が多いです。
毎日使うものだからこそ、明神さまのご加護をいただきたいですね。
神田神宮のご祭神
大己貴命(おおなむちのみこと)
縁結びの聖地として名高い「出雲大社」のご祭神であり、日本の国造りをされた神様です。
七福神の「大国さま」としても親しまれています。
少彦名命(すくなひこなのみこと)
大己貴命と一緒に国をお造りになられた方です。
縁結び、温泉、医療、酒造の神様としても知られています。
一寸法師のモデルになったと言われる神様です。
平将門公
神田明神は、平将門公をお祀りする神社として有名です。
平将門の首は神田明神の近くに葬られ、関東地方の平氏武将の崇敬を受けていました。
しかし、鎌倉時代1300年頃に疫病が流行し、「将門様の祟りである」という噂が広がります。
それをきっかけに首塚が供養され、1309年に神田明神に祀られます。
それ以来、神田明神は「勝負運の神様」としてパワースポットになっています。
神田明神のパワースポット
夫婦の石獅子
男坂からすぐ、力強くご鎮座された夫婦の石獅子には、瀧が流れています。
区内に残る数少ない江戸期の石造物のーつで、幕末期に製作されたと考えられています。
神社境内の獅子山に据えられていましたが、1923年(大正12年)の関東大震災により、獅子山白体は崩壊してしまいました。
その際、子獅子は紛失しまいましたが、親獅子ニ頭は保存され、再建された獅子山に据えられました。
本殿に向かって右に建つ「獅子山」は、親子の獅子像です。1923年の関東大震災に、子供の獅子が紛失されました。1990年には新しく子供が作られ、現在の「獅子山」になっています。
御神木のいちょう
江戸時代からこの地に育つ由緒ある御神木です。
関東大震災の際、神田明神の社殿をはじめ、あらゆる施設がことごとく炎上、崩壊した時、焼け跡に唯一残されたのがこの公孫樹。
震災で焼け残った公孫樹からひこばえ(若芽)が生えて育ちました。
ひこばえは、被災にあいながらも立派な樹木となって親木を支えています。
公孫樹は災害、戦火の中でも生き残ったことから、今でも災難除け、厄除け、縁結び、復縁、再起のパワースポットとして信仰されています。
魚河岸水神社
ご祭神:弥都波能売命(みつはのめのみこと)
水の神様です。
徳川家の武運長久と大漁安全を祈願のため、つくられました。
小舟町八雲神社・大伝馬町八雲神社
ご祭神:建速須佐之男命 (すさのおのみこと)
厄除け、家内安全、学問上達、縁結びの神様でいらっしゃいます。
三宿稲荷神社・金刀比羅神社
ご利益は商売繁盛・三宿稲荷神社
ご祭神:宇迦之御魂神(うかのみかたのおおみかみ)
お稲荷様としれて知られた神様です。
商売繁昌、家内安全、子孫繁栄、芸能上達など多くのご利益があります。
金刀比羅神社
ご祭神:大物主命(おおものぬしのかみ)
お酒、お薬、稲作豊穣、疫病よけ、皇室の守護神でもいらっしゃいます。
ご祭神:金山彦命(かなやまひこのみこと)
鉱山の神様です。
ご祭神:天御中主命(あめのみなかぬしのみこと)
古事記に一番最初に出てくる日本の最高神です。
江戸神社
ご祭神:建速須佐之男命(たけはやすさのをのみこと)
702年に現在の皇居の中に創建された、大江戸最古の地主神さまです。
浦安稲荷神社
ご祭神:宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)
お稲荷様として知られる五穀豊穣、商売繁盛の神様です。
往古江戸平川の河ロに近い一漁村の漁民により祀られました。
末廣稲荷神社
ご祭神:宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)
出世のパワースポットです。
合祀社
7つの神社が祀られています。
籠祖神社(猿田彦神、塩土老翁神)
導き、海上安全の神様
八幡神社(誉田別命)
必勝祈願、心願成就の神様
富士神社(木花咲耶姫命)
安産、子育て、火難除けの神様
天神社(菅原道真命、柿本人麻呂命)
詩歌、文筆、学問の神様
大鳥神社(日本武尊)
開運招福、国土安穏、文武の神様
天祖神社(天照大御神)
太陽の神様、日本の総氏神
諏訪神社(建御名方神)
五穀豊穣、交通安全、開運長寿の神様
力石
その昔、力自慢の男たちがどれだけ重たい石を持ち上げられるかを競ったという力石。
腕っぷし自慢の男の中には、200㎏近い石を持ち上げてしまう人もいたそうです。
勝負運のパワースポットです。
神田明神の歴史
神田明神は、約1300年前の天平2年(730)に出雲氏族の真神田臣(まかんだおみ)により、江戸・東京に建立されました。
神田はもと伊勢神宮の御田(おみた)があった土地で、神田の鎮めのために創建され、神田ノ宮と称しました。
935年平将門の乱で没した平将門の首が京から持ち去られ、神田明神の近くに葬られて将門の首塚ができ、関東地方の平氏から大事にされる神社となりました。
そして、14世紀初頭に疫病が流行した際、これが将門の祟りであるとされて供養が行われた以降、神田明神の相殿神となっています。
平将門神に祈願すると勝負に勝つといわれており、勝負の神様として信仰を集めています。
神田明神はラブライブの聖地
ラブライブはアニメ含むメディアミックス作品で、アイドル物のアニメです。
アニメは2013年に第一期が、2014年に第二期が放送されました。
スクールアイドルという斬新な設定と、少女たちが頑張る姿が共感を呼び、爆発的な人気を得ました。
ラブライブは、秋葉原周辺が舞台となっており、実際に秋葉原界隈の風景がアニメにも登場します。
メンバーの一人である東條希が神田明神で巫女の手伝いをしているということや、印象的なシーンがたくさんあったということで、神田明神は特に人気の高いラブライブの聖地になっています。
私が行った時も、ラブライブのファンらしき人がたくさん来ていました。
神田明神文化交流館
神田明神文化交流館の中にはカフェもあり、お土産も売っています。
トイレもきれいで、神社とは思えないほど設備が整っていました。
▲かわいいおみやがたくさん!
神田明神へのアクセス
所在地:〒101-0021 東京都千代田区外神田2-16-2
電話番号:03-3254-0753
開門時間:24時間
公式HP:https://www.kandamyoujin.or.jp/
【電車でのアクセス】
中央線・総武線 御茶ノ水駅(聖橋口)より徒歩5分
京浜東北線・山手線 秋葉原駅(電気街口)より徒歩7分
参拝駐車場はありますが、すぐにいっぱいになっていました。
神田明神のご参拝まとめ
神田明神は、観光地として参拝客が多く、門は一応あるのですが、面している道路からも入ることができ、御神域という感じがしないのに驚きました。
境内の中でビールを売っていたり、観光地としての色合いが強くなっていましたが、大きなパワーの宿る場所であり、丁寧にご参拝をさせていただきました。
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