埼玉県伊奈町のDIC埼玉工場の出火原因は？印刷インクは第4類第二石油類

火災のニュースが多く報道される中、DICの火災事故のニュースが入ってきました。

今回は科学工場の火災ですから、消火活動には時間がかかるかもしれません。

ただ、土曜日で操業していないのに火災が発生したのでしょうか？

現在わかっていることをまとめました。

DICではこの火災についてWEB上で環境測定の結果を掲載し、事故についての説明を行っています。

DIC伊奈火災についての説明はコチラ>>　

伊奈町のHPからもリンクがあります。

埼玉県伊奈町のDIC埼玉工場の出火原因は？

DIC埼玉工場の火災に関しては、次のように報じられています。

3日夜、埼玉県伊奈町の化学工場で火災が起きて激しく炎上していて、現在も消火活動が続いています。

　午後7時半すぎ、近所の人から「工場火災です」と119番通報がありました。消防によりますと、伊奈町小室にあるDIC埼玉工場から火が出ていて、激しく炎上して現在も消火活動が続けられています。今のところ、逃げ遅れやけが人の情報は入っていないということです。

出典：テレ朝ニュース

出火原因はまだわかっていません。

わかり次第共有したいと思います。

ＤＩＣ株式会社は、旧称大日本インキ化学工業株式会社であり、工場には印刷インキや顔料など化学薬品が保管されています。

通常の印刷インクは可燃物で、消防法上の危険物第4類第二石油類に指定されています。

第2石油類とは、1気圧において引火点が21℃以上70℃未満の引火性液体を指します。引火点が常温（20℃）より高いので、常温では引火しません。

第2石油類で重要なのは、非水溶性のものでは灯油と軽油、水溶性のものでは酢酸になります。

出典：危険物取扱者

これは一部で言われていることですが、もしかしたら今日の暑さで工場内の温度が上がり、印刷インクが発火したのかもしれません。

操業していない工場で火災が発生していますので、この可能性が高いのではないでしょうか。

この暑さが原因だとすると、夏場の印刷工場でのインクの保管方法を根本的に見直す必要が出てきます。

また、爆発を伴う火災ですので、消火には時間がかかることが予想されます。

現在、DIC株式会社埼玉工場が激しく炎上しています。

住所	埼玉県北足立郡伊奈町大字小室4472-1
電話番号	048-722-8211
事業内容	印刷インキ、有機顔料、合成樹脂等の製造・販売
本社住所	東京都板橋区坂下三丁目３５番５８号
事業所一覧	2支店、6営業所、9工場
事業内容	ＤＩＣ（旧称：大日本インキ化学工業株式会社）は、今から約100年前、産業や消費文化の発展に伴って高まった、より美しい印刷物へのニーズに応え、印刷インキの開発・製造・販売を開始しました。一世紀もの間、もっと彩りを、もっと快適を提供するため、印刷インキにとどまらず、合成樹脂や有機顔料など化学製品に関わる技術や製造ノウハウを蓄積し続け、現在では約30万種の製品を擁するまでになりました。また、そのチャレンジは国外でも拡大しており、約90年前のアジア進出を皮切りに、現在では60カ国以上にも広がったＤＩＣメンバーとの協力体制のもと、全世界のお客様に、彩りにあふれた快適な生活を提案し続けてきました。出典：duda