石上神宮の七支刀は公開されている?七支剣守が人気!

石上神宮(いそのかみじんぐう)は「古事記」に記される神社のなかで最初に登場する由緒ある神社です。

石上神宮の国宝である「七支刀」は、石上神宮の御神体に準じるご神宝です。

この七支刀は『日本書紀』に神功皇后摂政52年に百済から献上されたとみえる「七枝刀(ななつさやのたち)」にあたると推測されており、前述の推定に誤りがなければ、この七支刀の銘文は『日本書紀』の紀年を訂正し、その伝承を裏付けることになります。しかも、この銘文は、我が国古代史上の絶対年代を明確にする最古の史料なのです。

出典:石上神宮公式HP

この七支刀は公開されているのでしょうか?

わかっていることをまとめました。

石上神宮の七支刀は公開されている?

前回の石上神宮での一般公開は、2010年5月17日~6月11日の平日のみに行われました。

応募→抽選(当選)→拝観という流れとなります。

出典:4travel.jp

また公開されるという情報が入りましたら共有したいと思います。

滅多に見ることのできない七支刀ですが、機会があれば一度見てみたいものですね。

七支刀 守りが人気

石上神宮では、御神劔守(ごしんけんおまもり)が人気です。

「神武天皇が仮死状態という危機的状況になった際、御心霊によって救われた」という神話から起死回生・身体健康のご利益があるとされています。

 

石上神宮のご祭神

▲布都御魂大神(ふつのみたまのおおかみ)と書かれた鳥居です。

 

石上神宮は、神武天皇よりも先に大和国を治めていた豪族「物部氏」の氏神様でした。

もともと本殿がなく、拝殿の奥に広がる禁足地に、初代天皇が神から授かった神剣「布都御魂剣(ふつのみたまのつるぎ)」が鎮まっていたといわれています。

明治に入って禁足地の発掘調査が行われたところ、伝承通り、初代天皇・神武天皇が神から授かった神剣「布都御魂剣」が出土しました。

神話が現世によみがえったのを受けて、大正2年に本殿が造営されました

ご祭神:

布都御魂大神(ふつのみたまのおおかみ)
布留御魂大神(ふるのみたまのおおかみ)
布都斯魂大神(ふつしみたまのおおかみ)

御神体:

・神話の時代に初代天皇が振るった神剣韴霊(ふつのみたま)

・死者を蘇らせるほどの霊力を秘めた十種神宝(とくさのかんだから)

・素戔嗚尊(すさのおのみこと)がヤマタノオロチを退治した十握剣(とつかのつるぎ)

大和朝廷の武器庫だったという石上神宮。

古代百済から献上されたとされる七支刀(国宝)をはじめ、として、鉄盾、勾玉、管玉など重要文化財に指定されている宝物が多く収蔵されています。

石上神宮の境内の様子

境内は豊かな緑に囲まれ、心身ともに活性化するような、清々しく神聖な雰囲気を漂わせています。

天神社と七座社

天神社には、

高皇産霊神(たかみむすびのかみ)

神皇産霊神(かみむすびのかみ)

を祀っています。

また、七座社には、

生産霊神(いくむすびのかみ)

足産霊神(たるむすびのかみ)

魂留産霊神(たまつめむすびのかみ)

大宮能売神(おおみやのめのかみ)

御膳都神(みけつかみ)

辞代主神(ことしろぬしのかみ)

大直日神(おおなおびのかみ)

を祀っています。

出雲建雄神社

延喜式内社で、草薙剣(くさなぎのつるぎ)の荒魂(あらみたま)である 出雲建雄神(いずもたけおのかみ)を祀っています。

出雲建雄神は、布都斯魂大神(ふつしみたまのおおかみ)の御子神と考えられ、そのため 「若宮(わかみや)」と呼ばれていました。

猿田彦神社

主祭神は、猿田彦神で、 底筒男神(そこつつのおのかみ)、 中筒男神(なかつつのおのかみ)、 上筒男神(うわつつのおのかみ)、 息長帯比売命(おきながたらしひめのみこと)、 高靇神(たかおかみのかみ)を配祀神としてお祀りしています。

樹齢300年以上の神杉

境内には樹齢300 年を越える杉が数本あり、万葉の時代より「石上布留の神杉」と詠われてきました。

鏡池のワタカ

鳥居を潜り進むと鏡池があります。

水は濁っているのに、まるで鏡のように何かが映りそうな、異次元のような空間です。

この池には、奈良県の天然記念物に指定されているワタカという魚が生息しています。

ワタカは日本特産の鯉科の魚で、体は細長くて平たく、頭は小さく眼は大きく、体色は銀白色で背部が緑青色です。

別名「馬魚」ともいわれます。

御神鶏

境内に入ると、約30羽の色とりどりの鶏が、迎えてくれます。

鶏は古く『古事記』『日本書紀』にも登場し、暁に時を告げる鳥として神聖視されてきました。

神様のお使いとされています。

 

石上神社の禁足地

古来より石上神社の拝殿の奥は「禁足地」になっていました。

「布留社」と刻字した剣先状の石製瑞垣(みずがき)が取り囲む、東西44.5m、南北29.5m、面積約1300平方mの場所です。

ご神域の中でも最も神聖な霊域として畏敬(いけい)されています。

御神体が鎮まる霊域として「石上布留高庭(いそのかみふるのたかにわ)」或いは「御本地(ごほんち)」、「神籬(ひもろぎ)」などと称えられてきました。

石上神宮の所要時間

参拝にかかる所要時間は、30分ほどです。

石上神宮は参道を挟んで本殿・拝殿と摂社が分かれて配置されています。

これは拝殿は建物を二つに分け、中心を通り抜けられるようになっている割拝殿という建築様式です。

国宝に指定されている建築で、他ではあまり見られない珍しい様式となっています。

石上神宮の詳細情報

所在地:〒632-0014 天理市布留町 384

電話番号:0743-62-0900

拝観時間:AM5:30頃~PM5:30(開・閉門の時刻は季節ごとに変動)

電車でのアクセス:

天理駅下車徒歩約30 分

天理駅→奈良交通バス 石上神宮前下車徒歩約5分

公式HP:http://www.isonokami.jp/

車でのアクセス:

名阪国道「天理東IC」下車、約10分

石上神宮の駐車場

石上神宮には無料駐車場があります。

第1~第3まであり、計150台分のスペースがあります。

何箇所かに分かれていますが、いたるところに看板が出ていて、わかりやすいです。

石上神宮にご参拝した人の感想

たくさんの人々がご参拝に訪れる石上神宮。

実際にご参拝した人の感想を集めました。

「山の辺の道(北)/万葉の道」巻十二の二の十二 天理市石上町 石上神宮(いそのかみじんぐう) いよいよ北域の「山の辺の道」の終点にチェックしました。長きに亘って山の辺の道の北域を歩いてきましたが、同時に、 「山の辺の道(南)/万葉の道」巻十三 天理市石上町 のスタートに踏み入れました。

出典:グーグル・マップ

 

社伝によると祟神天皇7年の創建とされ、主祭神は布都御魂大神と言われる神剣。 国宝七支刀や重文鉄楯が保管されていた。 歴史的古代の凄い宮です。

出典:グーグル・マップ

 

御神体が、神武天皇を護ったとされる刀剣。日本最古の神宮であり、古代朝廷の武器庫でもあり、物部氏の氏神神社でもあったという特異な由緒。現存するものでは日本最古とされる拝殿。などなど、とても個性が強い神社。 最寄りの天理駅からは徒歩で約30分。駅から神宮へ向かうバスはあるが、本数はほとんどない。自動車で行くならばマイカー必須。交通の便はよくありません。

出典:グーグル・マップ

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