私は、シワやたるみは年齢を重ねたらしょうがないと思っていました。
でも、化粧品カウンターのお姉さんが、シワとたるみは骨と関係があるんですよ、と教えてくれました。
骨とシワの関係なんて考えたことがなかったので驚きました。
見た目が若そうに見える人は骨密度が高く、シワが多くて見た目年齢が高い人は、骨密度が低いそうです。
これから健康に生きていくためにも、骨は避けては通れませんので、骨を強くする方法を考えてみました。
目次
骨とシワの関係
私たちの顔は、骨の周りに皮膚があるので、骨がしぼんでしまうと、表面にシワができます。
骨がしぼむとは変な表現ですが、顔の土台である骨が縮小して、目の窪みが大きくなったりすると、シワができます。
事実、20代の女性と60代の女性では、60代の方が目の窪みの大きさが大きいんです。
(HBR会員誌2011年2月号特集「超最新! 海外美容医療ニュース」より)
また、下顎の骨密度の低下は、ほうれい線やマリオネットライン、あごのたるみなど引き起こします。
まさか、シワを深くする原因が骨にあるとは思いもよりませんでした。
歳を取ると、身体は丸くなるのに顔はやせていくというのは、骨密度が低くなるせいなのかもしれません。
私はシワやたるみは、お肌のハリ不足が原因だと思っていたのですが、もっと根本的なところに原因があったのかもしれません。
骨密度とは
骨密度は、骨にどれだけカルシウムが詰まっているかの指標です。
もっと詳しく!骨は常に作り替えられていて、古い骨が壊されて新しい骨と入れ替わっています。
骨が壊されることを「骨吸収」、骨が作られることを「骨形成」といいます。
骨吸収の量が骨形成の量を上回ると、骨の密度は下がっていきます。
骨密度のピークは20歳前後で、それ以降どんどん少なくなってしまいます。
若見え美人は骨密度が高いというのですが、これは統計的なデータが得られにくいので、何とも言えないですね。
でも、自分の骨密度が実際にどうなのかは気になります。
骨が若返る→健康美→若く見える
という図式はありえると思うからです。
やはり、骨を若返らせて若く見えるようにしていたいものです。
下顎の骨を強くする方法
先程も触れましたが、下顎の骨密度の低下は、ほうれい線やマリオネットライン、あごのたるみなど引き起こします。
下顎を強くする方法で簡単な方法は、ガムを噛むことです。
もっと詳しく!運動しないと足の骨が細くなるように、そしゃくの力が弱ってくると、アゴの骨も骨の作りが悪くなってしまいます。
ものをかむと、奥歯にかかる力は100kgとか500kgといわれています。
それが直接骨にかかる訳ではありませんが、かむ力が弱まると、骨に刺激を与える力が弱まります。
すると、骨が弱く骨密度が低くなっていきます。
骨を強くするには、機械的な刺激を加えることが大切です。
するめなどの硬すぎるものを噛むよりも、適度な硬さで顎に力が加わるのがいいんですね。
私も、1日10分でいいのでガムを噛むことからまず始めてみました。
どうせ噛むなら、虫歯予防になるキシリトールガムがおすすめです。
骨を鍛える方法
骨を鍛えるには、衝撃を与えるのが一番いいと言われています。
刺激を与えると、骨細胞が反応します。
骨細胞とは、刺激を感じるセンサーで、骨をつくるように命令を出してくれます。
刺激を与える方法はバレーボールなどがいいのですが、スポーツをしていない人も簡単にできる方法をご紹介します。
①かかと落とし
背伸びして、かかとを床に勢いよくつけます。かかと落としと名付けました。
②ジャンプ
床から10cm程度ジャンプして、足の裏全体で着地するのがポイントです。
1日30回ほどやります。
③足踏み
浅く座り、つま先を上げた状態で、かかとから地面にストンとおろします。
1日30回、3セットを目安にしましょう。
重力がかかるのが大切なので、力を入れるほうがいいですね。
このような運動によって骨密度があがるなら簡単でいいですよね。
骨ホルモンに含まれるオステオカルシンの効果
骨にかかと落としやジャンプなどの刺激を与えると、オステオカルシンという骨ホルモンが活性化されます。
この骨ホルモンの効果が最近見直されてきています。
脂肪細胞を小さくする
オステオカルシンは、脂肪細胞を小さくする働きがあります。
脂肪細胞はなくてはならないものですが、増えすぎはよくありません。
まさに骨も強くなってダイエット効果もある夢のようなホルモンなんですね。
活性酸素の除去
また、オステオカルシンには、活性酸素を除去してくれる効果もあります。
美容を気にする人にとっては、活性酸素がお肌に良くないことは周知の事実。
この活性酸素をオステオカルシンは速攻で除去してくれるんです。
活性酸素を防いで女性の美しさを守ってくれるのが、オステオカルシンなんですね。
他にも神経細胞の働きを良くする、免疫機能を高める、筋肉の量を増やす、などの効果があります。
オステカシンの増やし方
豚骨スープを採った後の骨からオステオカルシンは抽出することができ、粉末状になったものもあります。
でも、豚骨スープからとったオステオカルシンが効果があるかはわかりません。
やはり、自分自身のオステオカルシンを活性化するのが大切だと思います。
先程述べたジャンプなどの刺激を与えて、オステオカルシンを活性化させましょう。
骨を強くする食材とは
骨を強くする食材としては、次のようなものがあげられます。
カルシウム
牛乳
魚
チーズ
小松菜
ごま
イソフラボン
大豆イソフラボン
納豆
豆乳
きなこ
味噌
油揚げ
枝豆
近年、イソフラボンとキウイフルーツを組み合わせると骨にいいという研究結果が出ています。
もっと詳しく!ニュージーランドの閉経後の女性を対象にして、大豆イソフラボンとキウイを食べてもらう実験が行われました。
調べたのは血中の骨折マーカーというもので、閉経女性は骨折のマーカーが若干高くなっているのが普通です。
しかし、大豆イソフラボンとキウイを食べてもらったグループは、6週間の摂取で骨折マーカーが下がったという結果が出ました。
血中の骨折マーカーとは、骨のしなやかさがわかる数値ですが、この数値が低くなればなるほどいいんですね。
大豆イソフラボンとキウイを合わせて食べ続けると、骨がしなやかになります。
なかなか計測する機会はありませんが、骨に良さそうです。
キウィにはビタミンKが含まれています。
ビタミンKは骨を強くするのに重要な役割を果たしているのではないかと考えられています。
ビタミンKは熱に強いので、キウィをカレーに入れても大丈夫です。
意外とおいしく、私のお気に入りになりました。
骨とシワについてのまとめ
骨密度を高める方法としては3つあげられます。
①ガムを噛む
②かかと落としやジャンプなどで、骨に刺激を与える
③キウィと大豆イソフラボンを一緒に食べる
すぐに結果はでませんが、骨のために日々努力をし続けることが大切なんだと思います。
食生活にも気をつかって、豆乳とキウィのスムージーなどもいいな、と思いました。
コツコツ実践し続けていこうと考えています。
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